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(出典:国立がんセンター作成パンフレット「がん検診のすすめ あなたも乳がん検診適齢期」)
A1:マンモグラフィによる乳がん検診は、平成12年度から50歳以上の女性を対象に実施されてきましたが、「がん検診に関する検討会」において検討した結果、40歳代の患者数が増加していること、40歳代においても検診の有効性が確認されていることなどの理由により、対象が40歳以上の女性にまで拡大されることになりました。
A2:40歳未満の女性については、市町が行うがん検診では対象とならない場合が多いと考えられます。しこりが触れるなどの自覚症状を認めるときは、速やかに乳房疾患の診療を専門とする乳腺外科等の医師を受診するようにしてください。
A3:専門家で構成される「がん検診に関する検討会」において、乳がん検診の受診間隔について検討した結果、2年に1度とすることが適切であることが報告されたためです。ただし、しこりが触れるなどの自覚症状を認めるときは、検診の機会を待つことなく、速やかに乳房疾患の診療を専門とする乳腺外科等の医師を受診するようにしてください。
A4:視触診のみの検診では、死亡率減少効果が示されていないので、マンモグラフィと組み合わせて受診することをおすすめします。
A5:現時点においては、超音波(エコー)検査による乳がん検診の有効性については、正確な評価を行うためのデータが十分には得られておらず、今後の検討にかかっています。また、機器や撮影・読影技術が均一ではなく、検診における診断基準も統一されていないため、現在、ガイドラインを定めることが検討されています。
A6:精密検査として、マンモグラフィの追加撮影、超音波(エコー)検査を行ったのち、必要に応じて、穿刺吸引細胞診(注射針でしこりの部分の細胞を吸引する)や針生検(マンモトーム生検を含む。)を行います。さらに、MRI(核磁気共鳴像)検査やCT(コンピュータ断層撮影)検査を行うことがあります。
A7:「乳房温存手術」とは、主に早期のがんを対象として、乳房の形をできるだけ温存しようとする手術です。しこりを含む部分を切除し、必要に応じてわきの下などのリンパ節を切除します。これに対して「乳房切除手術」は乳房すべてを切除し、わきの下などのリンパ節を切除する術式です。
A8:出産をしていない方、高齢初産の方、初潮が早く始まった方、閉経が遅かった方、閉経後に肥満となった方、血縁者に乳がんの人がいる方などに、乳がんが多い傾向があります。
A9:マンモグラフィによる放射線(X線)被ばくは、主に乳房だけで、白血病の発生など骨髄等への影響はほとんどありません。1回の撮影で乳房が受ける放射線の量(0.05ミリシーベルト)は、一般の人が1年間に受ける自然放射線量(2.4ミリシーベルト)の50分の1程度です。マンモグラフィによる健康影響は、ほとんどないと考えてよいと思われます。
A10:検査の正確さは通常よりも劣りますが、受診をおすすめします。撮影及び読影に際して必要な情報なので、問診の際や撮影の前にその旨をお知らせください。